アルバム「Mongol」1枚でプログレッシブロックに伝説を作ったミュージシャン・安本毅さんより、CD『絶体絶命』Facebookレビューがアップされた。簡潔かつ明瞭にアルバム全体についての印象をまとめてくださった。
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これ、すっげー🤯
「神道ソング」と云う世界に初めて触れる機会に恵まれた。
鎌田博士の難解極まり無く真理を衝き抜けた詩が、鬼才Kow氏による偏執極まり無く緻密に組み立てられたオーケストレーションでもって、これでもか、と物凄い圧で迫って来よる。
大作71分30秒、絶望と希望がめくるめく交錯する歌唄詩うた、まるで悪夢の万華鏡や。
曲の土台はシンプルなコード進行の土着のフォークソングかな、思っとったら大違い、展開が進むに連れて、まずそのなんとも凄まじいアレンジと凄絶な編曲に、脳みそぐちゃぐちゃに掻き回されてもうた。
全部凄いが、中でも10分を超える「鎮魂能舞 北上」、KCにWilliam Sheller の Lux aeterna
の味付けを施したような作品は、間違いなく歴史に残る傑作や。
更にゲスト、ネガスフィアの川崎総帥が妖艶にのたうちまくったり、細野晴臣氏が何気に低いところから顔出したり、びっくりするわぁ、しかし。
最早詩集と云うんやろか、凝りに凝ったジャケットワークと云い、この作品、市場に有る内に入手しておいた方が良いと断言するばい。
いやいや、ほんまに驚愕の素晴らしい作品です。
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