小樽の詩人で故山尾三省さんの妹の長屋のり子さんと旭川の詩人の柴田望さん(詩誌『フラジャイル』主宰)の絶大なる声掛けとご協力により、札幌の詩人・渡会やよひさん(詩誌『 蒐』主宰)、小樽のフランス文学者・高橋純さん(小樽商科大学名誉教授)、札幌の詩人・坂本孝一さん(北海道詩人協会会長)、札幌の詩人・村田 譲さん(詩人・朗読家)やスタッフのみなさまのご協力で、大変スリリングで有意義な札幌での朗読会となりました。
みなさま、ほんとうにありがとうございました。この出逢いを、こころより感謝します。
詩集『絶体絶命』の中の「始発」と「破産」、『狂天慟地』の中の「みなさん 天気は死にました」1・2に新たな息吹きが加わり、伝えたいメッセージがいっそう際立って聴こえてくる感じがしました。とても、新鮮でした。
昨日は、朝、旭川の詩人の柴田望さんと旭川文学資料館の学芸員の沓澤章俊さんと一緒に札幌に向かう途中で、偶然、知里幸恵の没後100年(昨日が命日でした)の催しの準備に出会ったのですが、これもアイヌ神話との再縁を感じました。
また、高橋純名誉教授のドゥルーズ+ガタリの「脱領土化」の概念を詩集『絶体絶命』(土曜美術社出版販売、2022年5月30日刊)「Ⅰ 大国主」の国作りと国譲りに結びつける視点はとても新鮮で、それに対応して、わたしはフェリックス・ガタリの『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー、2008年)で主張された①環境のエコロジー、②精神のエコロジー、③社会のエコロジーの「三つのエコロジー」を達成した神こそ「大国主神」であると述べましたが、今年の12月に行なわれる神道宗教学会の学術大会で、その議論を踏まえて発表したいとおもっています。
嵐来る 列島の声 とどろきて
闇夜を切り裂く 雷光ととも
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